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ルートヴィヒイッセイ(5)(ルートヴィヒ1世) 神聖ローマ帝国のアンハルト=ツェルプスト侯の系譜に登場する人物。 アンハルト=ケーテン侯。 関連: ヨアヒムエルンスト(2) (ヨアヒム・エルンスト、父) エレオノーレフォンヴュルテンベルク (エレオノーレ・フォン・ヴュルテンベルク、母)
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登録日:2012/04/13 Fri 14 15 12 更新日:2021/11/02 Tue 20 11 10 所要時間:約 3 分で読めます ▽タグ一覧 らき☆すた エピローグ コスプレ 女装 学園祭 泉こなた 陵桜学園桜藤祭 エピローグとは、ゲーム「らき☆すた~陵桜学園桜藤祭~」のPSP版で追加されたイベントである。 ●概要 事件が無事終わり、こなた達四人と主人公は学園祭を楽しむ事にした。 だが五人は途中でバラバラにはぐれてしまい、 携帯を忘れてなすすべ無しの主人公は当たりをうろつくのだった。 ●ルートについて ※エピローグ前の選択肢により、こなた、つかさ、かがみ、みゆきの各エピローグの進める。 ○こなたルート 初っ端で別れた主人公は、体育館の外でたこ焼きを食べていたこなたと合流する。 そしてたこ焼きを少し分けて貰った後、とりあえずここで他の三人を待とうと決めた後、 こなたが気になるイベントがあるといいポスターを指差すと、そこには軽音楽部ボーカリズムと書かれていた。 主人公は余り乗り気ではなかったが、取りあえず入る事にした。 そして体育館の中でチラシを見ると、どうも軽音部によるライブでは無く、 参加者を募って、チラシの中の曲から好きな曲を歌うイベントらしい。 そして妙に驚くこなたにわけを聞くと、どうも優勝商品が数の少ないレアフィギュアだからだそうだ。 そして出場を決意するこなたを取りあえず応援するよというとこなたに、いきなり主人公もでるように言われる。 理由を聞くと、歌う曲がデュオ曲だからとの事。 当然主人公は拒否するが、勝手に話しを進め、その上振り付けや衣装も着るとか言われ更に拒否するが、 高校生活の女の子との思い出になるとかで強引にまとめられて、取りあえず出場することになった。 そして出場する事になったのだが、なんと主人公の衣装は女の子の衣装だった。 そして主人公は、ヤケクソで振り付けをしながら「ヒートステップ・バーニー」と言う曲を歌うのだった。 そしてイベントが終わり、結局結果は三位だった。 フィギュアの事をすっかり忘れていたこなたにいい思い出になったでしょ、と励まされたが、 やはりコスプレはやり過ぎとか、最もましな事はないのかと聞くと、 こなたにもう一つイベントがほしいの? の聞かれ、フラグが立つ方? と返すと、 そうであると返され、“あの時の思い出”を思い出していたら、いつの間にかつかさ達がやってきた。 そして三人にイベントの事を聞かれて慌てるが、どうもそれはイベントそのものの方では無く、号外の方らしく、 意味が分からない主人公が3人聞くと、みゆきに号外を渡されて、号外をみて見ると、そこには、主人公とこなたのコスプレ姿がでかでかとのっていた。 更に驚く主人公にかがみが自分の写真を自分で売るとは、と言われ、更に写真の下を見ると、その写真はこなたが号外に売り込んだモノだった。 そしていつの間にか逃げていたこなたは 最終的に主人公にデコピン20発を喰らうのだった。 主なパロネタ・ネタ発言 「軽音楽だけに、軽い音楽?」 大丈夫だ、問題ない。 「真っ白に燃え尽きたよ……」 「どうしてこうなった!? どうしてこうなった!? 大事なことなので2回言いました!」 「さあ、おまえの罪を数えろっ!」 追記・修正よろしく。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 名前 コメント
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「クッキー4ISルート」で出てくる元ネタ アニメタイトルもじり 真夏の夜の淫夢 餓狼伝説 ドラゴンクエストシリーズ 機動戦士ガンダムSEED Mr.Children アマガミ SLAM DUNK 母をたずねて三千里 仮面ライダーカブト ドラゴンクエスト5 マシンロボ クロノスの大逆襲 ハートキャッチプリキュア! 仮面ライダーディケイド ドラゴンボール 人類は衰退しました ムツゴロウさん 機動戦士ガンダムSEED DESTINY ファイナルファンタジー6 変態番付 幽遊白書 アニメタイトルもじり 7/18 とある大和の日常風景 →「とある魔術の禁書目録」 7/26 ロボとハサミは使いよう →「犬とハサミは使いよう」 7/27 有頂天アイエス →「有頂天家族」 真夏の夜の淫夢 7/3 M-禁忌の胎動- E組男子「194枚。犯人を武力制圧したいんでお願いします」 →おなじみ真夏の夜の淫夢より、TNOKに奪われた免許証を取り戻すべくTDNが発した「免許証返してください。オナシャス!」より お願いしますの言い方が「オナシャス!」となっている。 8/5 軍師アイエス アイエス「マイスター、自分、サザエいいですか!」 →TDN「自分で挿れていいすか?指」が変化した形。ここから淫夢ネタの定型文「自分、~いいすか?」が誕生した。 餓狼伝説 7/3 M-禁忌の胎動- クッキー2「援護するぞ一子! クッキーダブル烈風斬!」 →ギース・ハワードの必殺技「ダブル烈風拳」。ダボーレップーケーン ドラゴンクエストシリーズ 7/3 M-禁忌の胎動- 百代「風間ファミリー式ミナデイン! 発射っ!!」 →ドラゴンクエストシリーズに登場する呪文「ミナデイン」。パーティ全員の力をあわせるデイン系の最上位呪文。しかし性能はいまいち。 機動戦士ガンダムSEED 7/3 M-禁忌の胎動- 京「任せて。弓兵に背を向けるとは。椎名流・爆矢斉射・・・」 京の目が逃げる4人を同時にロックオンした。 →斉射をフルバーストと読む。フリーダムガンダムのハイマットフルバーストから。ご丁寧にレーダーで敵をロックオンする演出付き。 7/26 ロボとハサミは使いよう 燕「インパルスモジュール直結!ネットワーク再構築!ルーチン設定、NATO粒子注入、ネバー関数入力!アブソーバシャットダウン。パラメータ書き換え更新!」 →キラ・ヤマトがストライクガンダムでの初戦闘時にOSを書き換えるシーンから。 Mr.Children 7/3 M-禁忌の胎動- 大和「愛は作るモノじゃなくてふと気がつけばそこにあるモノだから(ドヤ顔)」 クッキー4「データ照合。そういう歌がありましたね」 →Mr.Childrenの「名も無き詩」の一節「愛はきっと奪うでも与えるでもなくて 気が付けばそこにある物」 アマガミ 7/18 とある大和の日常風景 寝ている間に忍び込み、隣で寝そべっている京が俺の首筋をアマガミしている。 →タカヒロも大好きなエンターブレインから出ているギャルゲー「アマガミ」カタカナなのがポイント。 SLAM DUNK 7/18 とある大和の日常風景 翔一「まー、まだあわてる時間じゃない」 →湘北戦での仙道のセリフ「まだあわてるような時間じゃない」 母をたずねて三千里 7/18 とある大和の日常風景 翔一「さー出発だー、いま、陽が昇る、ぞー!」 →オープニングテーマの「草原のマルコ」より 仮面ライダーカブト 7/25 機械の進軍 ???「キャストオン!します!バーン!」 →仮面ライダーカブトに登場するライダーは重装甲のマスクドフォームと軽装のライダーフォームがあり、マスクドフォームから装甲をパージすることを「キャストオフ」するというとこから。 なお、カブトではライダーフォームでマスクドフォームの装甲を再装着することを「プットオン」という。 ドラゴンクエスト5 7/25 機械の進軍 大和「ぬわーっ!?」 →パパスの最期の言葉「ぬわーーっっ!!」 マシンロボ クロノスの大逆襲 7/25 機械の進軍 クッキー2「人、それを必殺技という」 →主人公ロム・ストールことロム兄さんのキメ台詞「人、それを○○と言う」から ハートキャッチプリキュア! 7/25 機械の進軍 クッキー4IS「き、きききき貴様ぁ・・・許しません、慈悲深いと評判の私でも堪忍袋の緒が切れましたぁ!」 →キュアブロッサムの決め台詞「私、堪忍袋の緒が切れました!」より。キュアマリンの決め台詞「海より広い私の心も ここらが我慢の限界よ!」も微妙に混ざってる? 仮面ライダーディケイド 7/25 機械の進軍 クッキー4IS「ケタケタ。卑怯もラッキョウも大好物ですねぇ!」 →仮面ライダーディケイド、龍騎の世界に登場した仮面ライダーシザースの台詞「卑怯もラッキョウも大好物だぜ!」より 世界が変わっても、シザースはシザースだった。 ウルトラマンタロウにおけるメフィラス星人のセリフ「卑怯もラッキョウもあるかぁ!」(こっちのほうが先)も? ドラゴンボール 7/26 ロボとハサミは使いよう 京「あとちょっとだけ続くんだよ」 →第23回天下一武道会でピッコロを倒したあと神様より自分の代わりに神にならないかと誘われたが断りチチと共に筋斗雲で飛び去った。 その際のくだりがまるで最終回をほのめかしていたが最後のページのコマで亀仙人の一言 亀仙人「最終回じゃないぞよ もうちっとだけ続くんじゃ」のセリフのパロであると思われる。 ドラゴンボールでもそうだがまだ冒頭みたいなもので全く終わりませんでした 人類は衰退しました 7/25 機械の進軍 大和「オメーに言われたくないです?」 →妖精さんの口調「おめーの席ねぇです」や「~です?」から ムツゴロウさん 8/27 愛エス 大和「よーしよしよし!」 →アイエスを撫でるときの発言。ムツゴロウさんとは動物たちに「よーしよしよしよし」と言ってモフモフするおじさんである。 機動戦士ガンダムSEED DESTINY 7/26 ロボとハサミは使いよう 卓也「仮定の話って言ってるでしょうがアンタ達はぁっ!」 →中の人ネタ。「また戦争がしたいのか!アンタ達はぁっ!」 ファイナルファンタジー6 7/31 妖星舞踊・第一楽章 →元ネタはファイナルファンタジーVIのラストバトルに流れる名BGM「妖星乱舞」。 非常に長い曲で、すべて聞くと18分もかかる。大きく四つ(第一楽章~第四楽章)に分かれている。 中の人ネタ。108ISの声を担当した千葉繁氏は、ファイナルファンタジー6のラスボスであるケフカに声が付いた時に演じていた。 8/26 妖星舞踊・第四楽章 108IS「命…夢…希望。どこから来てどこへ行く?」 →ファイナルファンタジーVIのラストバトルでもケフカの台詞。 8/26 妖星舞踊・第四楽章 108IS「破壊の翼!くらえぇい!」 →「破壊の翼」はファイナルファンタジーVIのラストバトルにおいて、ケフカの使用する強力な物理攻撃。 後に、FFのお祭り的作品であるディシディアファイナルファンタジーに出演した際にも同名の攻撃を使っている。 8/26 妖星舞踊・第四楽章 108IS「心ない天使・・・」 →「心ない天使」はファイナルファンタジーVIのラストバトルにおいて、ケフカの使用する強力な攻撃。 後に、FFのお祭り的作品であるディシディアファイナルファンタジーに出演した際にも同名の攻撃を使っている。 変態番付 8/5 軍師アイエス 紳士「すみません、お嬢さん」 アイエス「あ、ハイハイ?」 紳士「私、ご覧のようにオムツをはいているのですが、このへんにオムツ交換室はありませんか?」 →イギリスに実在した(変態)紳士。深夜にオムツを着て出歩き、女性に「このへんにオムツ交換室はありませんか?」と尋ねた。変態番付では外人力士に登録された。 8/16 禁じられた遊び アイエス「ここで出したら早撃ちマイスターっていいます」 →大阪が生んだ変態番付大関「早撃ちマック」から。 19~71歳の女性に自分の体液をぶっかけるという行為を繰り返した当時18歳の男に対して大阪府警捜査員がつけたあだ名。 被害者が振り向いた時にはすで出ているなど発射の早さに定評がある。 幽遊白書 8/26 妖星舞踊・第四楽章 108IS「俺はしぶといぜ。」 →幽遊白書の登場人物である桑原の台詞。 このキャラクターも千葉繁氏が担当した。中の人繋がり。 ちなみにこの台詞は、原作漫画の桑原の見せ場で使われたり、ゲームでも体力回復技として使われたりした。 8/26 妖星舞踊・第四楽章 108IS「剣よ!飛べーーー!!」 →幽遊白書の登場人物である桑原の台詞。 原作漫画ではこの台詞がないが、ゲームにて霊気の剣を飛ばす「霊手裏剣」を使った際に叫ぶ台詞。
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2006年アンガールズ走行ルート 2006年8月26日 18 58 岡本中学校 スタート 19 03 岡本中を北に進み新中丸橋通過、中丸交差点を北に曲がる 19 25 竹松交差点右折 19 29 足柄大橋でカメラ確認 19 41 足柄大橋通過 19 47 らーめん滋味?で休憩 19 50 らーめん滋味?出発 20 00 大井松田インター前を右折 20 02 根岸を鋭角的に左 寄入口交差点右折(246東京方面) ※時間不詳 20 30 湯の沢団地入口のセブンで休憩 20 38 セブン出発 21 13 246渋沢駅前左折(北行) 21 19 桜土手古墳公園 休憩 21 43 同上 出発 21 47 堀戸大橋を渡り、右折(南行) 22 05 本町中学校前通過 22 17 まほろば大橋の手前で休憩 22 21 同上出発 22 29 秦野駅北側通過(水無川の北側側道を南東方向) 22 31 新常盤橋を左(北行) 22 35 河原町直進(北行) 22 42 落合右折(246東京方面) 22 49 家具パーツ丸福で休憩 23 00 同上出発 23 17 善波トンネル通過 23 22 善波の先、スリーエフ付近で事故発生 23 41 大住台スリーエフで休憩 2006年8月27日 00 14 神奈川日産 伊勢原246店 00 34 伊勢原高校付近 通過 00 42 神奈川県道63号相模原大磯線 00 42-00 47 セブンイレブン伊勢原西富岡店で休憩 00 58 西富岡交差点 通過 01 02 総合運動公園前 通過 01 08 分れ道交差点 右折 01 21 小野橋通過 01 22 バーミヤン厚木小野店休憩 01 47 バーミヤン 出発 01 58 若宮橋交差点 右折 02 09 森の里青山交差点 右折 02 30 毛利台1丁目バス停手前 02 39 ねのかみ公園 休憩 02 43 吾妻神社前バス停 通過 02 45 温水幼稚園 通過 02 47 高坪入口交差点 右折 02 58 Honda Cars 厚木 愛甲店前信号左 03 01 ダイクマ厚木店前通過 03 05 佐川急便手前の公園で休憩 05 03 出発 05 08 船子交差点通過 05 08 森の里交差点 左 05 11 船子洞門 左 05 14 船子Y字路左 ケーヨーデイツー厚木店前通過 05 15 旧246 北谷橋通過 05 18 赤羽根橋信号通過 05 20 恩名仲町交差点 右折 05 29 厚木文化会館隣エネオス休憩 05 37 同上 出発 05 40 R246厚木郵便局前通過(東京方面) 05 45 水引交差点通過 05 46 R246 厚木警察署 東京方面 05 50 厚木市立病院前交差点通過 06 07 R246 妻田交差点 06 12 246妻田ボウル前通過 東京方面 06 20 金田陸橋 右(南下) 06 22 休憩 スリーエフ厚木金田店 06 35 同上 出発 06 47 新相模大橋 到達 06 54 今泉 06 57 休憩 下今泉立体脇 07 02 同上 出発 07 34 西原交差点通過 08 20 上草柳交差点左折 08 26 大和総合ホール前通過 08 33 西鶴間ブックオフ手前の吉牛で休憩 08 40 鶴間踏切通過 08 50 日産プリンス神奈川大和鶴間店到着 09 58 町田南つくしの郵便局付近休憩 10 35 関東宇佐美長津田給油所 休憩 10 58 青葉区しらとり台交差点付近 休憩 11 24 神奈川日産 青葉藤が丘店 休憩 12 20 江田駅前 出光で休憩中 12 49 鷲沼2交差点 出光休憩中 13 24 新道馬絹通過 13 36 山善 14 49 梶ヶ谷交差点通過 15 04 身代わり不動付近 15 07 休憩 溝口6丁目のモービル 15 18 新二子橋 到達 15 28 東京都に入る 15 31 休憩 二子玉川小南側の美容室 16 10 休憩 桜新町1丁目 シンフォニー 16 36 休憩 上馬4丁目のローソン 16 41 同上出発 16 44 上馬交差点 右(環七へ) 17 00 駒沢陸橋 左(目黒通りへ) 17 03 休憩 下馬6丁目の日産プリンス駒沢店 17 21 同上出発 17 31 環七柿ノ木坂 左(目黒通りへ) 17 44 目黒通り 目黒郵便局前(北上) 17 46 目黒通り 東急バス清水向かい通過(北上) 17 51 休憩 中町1丁目の御門屋(まんじゅう) 18 05 目黒通り多摩大学目黒向かい通過 18 08 目黒通り 大島神社交差点 右折(東行) 18 16 山手通り 大黒屋前通過 18 19 山手通り 東急目黒線ガード下通過 18 20 休憩 資生堂五反田オフィス 18 36 桜田通り(国道1号)に出る 19 23 三田二丁目交差点左折 19 28 三田国際ビル前通過 19 34 赤羽橋南右折 19 41 日本女子会館、ABC会館前通過 19 48 芝公園三丁目前陸橋通過 19 50 御成門交差点通過、直進 19 53 新橋四丁目交差点直進 20 06 日比谷交差点直進 20 14 日比谷通り千代田区和田倉門 20 22 大手門交差点通過後右折 内堀通りへ 20 28 平川門前交差点通過 20 40 日本武道館 ゴール
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113 :DCGS 龍之介:2011/05/15(日) 06 26 10.86 ID ??? 107 DCGS 龍之介ルート 願い事を叶えるといわれる桜の木が存在する常春の島が舞台 主人公の史桜はある日記憶喪失の男の子と遭遇する 史桜の顔と名前、そして「龍之介」という名前だけが記憶のすべてだった 史桜と離れたくないという龍之介の希望から一時的に預かることにする 普通に食事ができない、言う事を聞かないと最初は頭を悩ませるだけだったが 徐々に聞き分けがよくなっていく 史桜の帰りを学校の校門前で朝からひたすら待っていたりとどこまでも史桜にべったり そんな龍之介を憎からず思うようになるが、突如別れはやってくる 以前史桜が拾った子犬の話をする龍之介 引き取られた先のおじいさんが亡くなって、再び史桜に会おうとした子犬 しかし途中で事故にあってしまい命がつきかける 「最後に史桜に会いたい。お礼を言いたい」 桜の木はその願いを聞き届け、龍之介は史桜の前に現れた 願いは叶うが、命は元に戻らない 消えた龍之介を探しだすが、彼はごめんねと微笑むだけ 最期に会えたことに感謝しつつ彼は伝えます 「泣かないで。笑った顔が好きだから」 目の前で消える龍之介がいた場所には小さな子犬 史桜は亡骸をそっと抱きしめる 約束どおり泣かないで過ごす史桜はいつか龍之介の魂を持った子が現れるのを信じて日々を過ごしていく ~それから~ 子犬の墓がある場所に訪れるとそこには別の子犬がいます 龍之介のことを思い出すと聞き覚えのある声が 「そいつ、俺みたいに助けてやってよ」 僅かな時間の逢瀬 「魂の順番待ち。いつか会えるよ」 二人は約束して、再び別れる
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武僧ルート1 【時期】体育祭終わって数日後? 【設定】体育祭が終わり夏休みが近づくにつれ、皆が夏休みをどう過ごすか考えてる 【場所】教室 【登場人物】聖、ましろ、しのぶ、中島、主人公 ●放課後間近の教室 体育祭終了後の授業というのは、何処の学校でもやはり皆だれているものだ。 普段、授業中に騒ぎ立てている奴もこの日ばかりは一日静かで、 先生もその辺分かっているのか、特にお咎めもなく静寂に包まれた一日が過ぎていった。 その先生自体にも覇気が無く、先生によっては自習にし、教団を枕に寝息を立てている様だ。 かく言う俺も、例外ではなく、机につっ伏し安らかな眠りを貪っていた。 それにしても、夢というものは良いもので、この授業中に見た夢はまさに天国。 柊ましろにあんなことやこんなことをしても、聖の監視は無く好き勝手やりたい放題! とか……、夢の中くらい自由にさせて欲しいものだったが……。 【聖】「お前……、夢の中でましろに何をした……。」 【俺】「……何も。」 聖は現実世界からでも俺の夢の中を監視できるようで。 望んでみたわけでもない夢の内容に腹を立てた聖は、 俺に「私とましろの近くでは寝るな、寝たら殺す」と警告され、 結局、眠いのに寝れないという地獄のようなラスト30分を味わった。 ●放課後の教室 今日の授業が終わるチャイムが、目覚まし時計代わりに響き渡る。 【先生】「はーい、じゃあ今日はこれで終わりねぇ~。ホームルームも省略~。」 【聖】「きりーつ!れい!」 さようならの挨拶が済むと、寝ぼけ顔でそれぞれが帰りの支度を始めた。 俺も、帰りの支度をしていると、後ろから中島が声をかけてきた。 【中島】「おまえ、夏休みどうすんのよ?」 【俺】「そういえば、何も考えてないな。」 【中島】「まじかよ!?もうすぐ夏休みだぜ!?普通なら春休み前から考えておくぜ!?」 【俺】「……お前だけだ、そんな奴。」 この学校に転校してきてからの2週間は、あっという間だった。 けれど、たった2週間だったがそれなりに友人と呼べるものも沢山出来た気がする。 彼らとの夏休みを満喫するのも悪くないな、なんて思っていると、 夏休み談義が聞こえたのか、ましろ達が寄って来た。 【ましろ】「わたし達は海行くよー。」 【聖】「お前達は来るなよ?目がいやらしい。」 【中島】「まだ何も想像してねぇっつーの!」 【聖】「じゃあ、そのいやらしい目は普段からか。」 【中島】「むきー!そんな目してねぇっつーの!」 【俺】「海か…、もう久しく行ってないな。」 【ましろ】「遊佐君も、一緒に行く?武僧先輩とか誘ってー。」 武僧先輩誘ってか…。うーむ、武僧先輩の水着か…、いいねぇ。 あの胸ならビキニか!?いや、背がちっこいからチューブトップ系なんてのも似合うかな!?かな!? 意外とワンピースだったり!?いやいや、あの性格だ。露出はきっと多いに違いない! 【しのぶ】「ニヤニヤして、都の水着想像してる?あっはっはっは、スケベ!」 【俺】「ぬあああ!びっくりした!ビキニとか似合うかなぁ~なんて、これっぽっちも!」 いつもの如く突然沸いて出てきた甲賀先輩に、妄想を中断させられた。 【聖】「エロ、スケベ、変態。」 【ましろ】「あははは!遊佐君も男の子だもん、仕方ないよね?」 【中島】「やーい、スケベスケベスケベスケベスケベスケベスケッ!」 俺の武僧先輩直伝の正拳突きを中島にお見舞いすると、 ぐひょ!?とか良く分からない効果音を発しながら崩れ落ちた。 しばらくは沈黙してくれるだろう。 【しのぶ】「あっはっはっは!自分に素直なのはいい事だよ! でも残念だネェ。」 甲賀先輩が腕組をして、哀れみの目を俺に向けてくる。 【俺】「な、何がですか…?」 【しのぶ】「都を海に誘っても、きっと来ないよ。あの子泳げないから。」 【一同】「えっ!?」 誰もが驚いた様子だった。 それはそうだろう、学校一番の運動神経を持っているのではないかと云われているような人だ。 まあ確かに、そういう人に限ってこういうことがあったりするのは、良くあることなのだが、 それでも意外に感じたのはなぜだろう。 回想: 【舞】「都ネェは、運動なら何でも出来はる~。舞に泳ぎを教えてくれはったのも、都ネェなんどすえ」 そうだ、思い出した。久々津さんの話なら、武僧先輩は泳げるはずでは…? 【俺】「先輩、本当に泳げないんですか?」 【しのぶ】「そんなに都のビキニ見たかった? 君なら、直接本人に頼んでみれば見せてくれるかもよ?」 【俺】「えっ、マジで!?って、いやそうじゃなくて…。 水着はどうでもいいんですよ。ただ、ちょっと気になって。 武僧先輩は泳げるって聞いたことがあったから。」 【しのぶ】「あー…、正確には泳げた、が正解。 まあ色々とあるのさ。」 甲賀先輩は、詳しいことは聞くんじゃないよ?と言わんばかりの目で、俺を凝視している。 【ましろ】「どんな人にも、苦手なことはきっとあるよ。」 【聖】「まあ、どっちにしろお前達と一緒に行くつもりは、まったく無いが。」 二人して残念だったね、というまなざしで俺を見ないでくれ! 俺はスケベのレッテルを貼られ、その後も夏休みの計画について皆と雑談が続き、 いつの間にか復活していた中島も、近づく夏休みに期待を募らせては、はしゃぎ回っていた。 まだ日は高く、蝉の鳴き声が響き渡る中、放課後がゆるやかに流れていった。
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741 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/20(金) 06 51 21 ID rfb+krFj はやてルート続きいきます。 742 :Fateはやてルート67:2008/06/20(金) 06 52 44 ID rfb+krFj 円蔵山の長い石段を登り中腹まで至れば、彼の住まいである柳洞寺が見えてくる。 十数年歩きなれたこの道は何も考えずとも自分の寝起きする我が家へと足を進めさせた。 並び立つ西側の建物の一番奥、離れへふと、目を向けると、 兄と慕う男が最近ふらりと連れてきた女性が玄関先に立っており 目を合わせることとなった。 「お帰りなさい。どうだったのかしら、お友達とのわきゃわきゃアハハな時間は?」 「わきゃ?丸1日遊び尽くして、今はすっきり、学園の改革を進める英気を養ったというところです」 「そう?じゃあ私に対する小姑っぷりは鳴りを潜めてくれるのね!」 一成の答えに女性は胸元で両手を合わせるとパァと顔を明るくし、一人喜びに悶える。 「…そこで何をしていたのです?キャスターさん…」 「うるさいわね!今日も料理が上手くいかなかったのよ」 「つまり、夜風に当たり反省していると。キャスターさんも衛宮や副会長、間桐妹のように料理が上手ければ 宗兄も苦労せずに済むのであろうがこればかりは仕方あるまい」 ふぅ、と肩をすくめ溜め息をつく。 「こ、小姑…」 「その呼び方は辞めてもらいたいのだが…む、どうであろう、 俺の友人に料理が上手い奴がおるのだが習ってみては?」 一成の提案にキャスターは表情を堅くする。 「衛宮という一成さんの友人のことかしら? それは、ダメね」 「あ、いや申し訳ない。俺の友人に師事せよというのは失礼でした」 「そういう意味ではなかったのだけど、気遣いだけ受け取っておくわね」 キャスターはフ、と笑うと離れの中へ戻っていった。すると、中から歓談する声が聞こえる。 キャスターの表情の真意が少し気になったが二人を邪魔しては悪いと、一成は自宅へと足を向けた。 743 :Fateはやてルート68:2008/06/20(金) 06 54 50 ID rfb+krFj 衛宮邸は当初完全な和風建築であったが、衛宮一家が住居に定めた際、 はやてのことを考慮して多くの部分にフローリングが導入された。 思春期を迎えコアあるいは回路が安定したこともあり はやての容態が改善すると、畳の部屋にしようという提案がなされ、 士郎の部屋にしか敷かれていなかった畳は今でははやての部屋にも敷かれている。 「気分はどうだ?」 そう、布団に横たわるはやてに声をかける。車椅子を離れ、畳と布団を堪能することは 彼女にとって快復を実感できる大きな意味を持っていた。 その室内を自力で歩けないことは多分にショックを与えている様子だった。 「あんま、ようないかなぁ。また、車椅子使わんとあかんかも」 「俺達がなんとかする。だから、そんな泣きそうな顔、するな」 「嘘や、私、泣きそうな顔、なんかして…へんよ」 苦笑いを浮かべるその目尻には確かに蛍光灯に反射する光があった。 「明日は学校休むんだぞ。遠坂との話は俺だけでする」 「士郎、士郎は聖杯に何を望むんか教えてくれん?」 目尻の水玉を手で拭いながらはやては尋ねた。 「セイバーを勝たせたいこともあるけど、やっぱり俺達ははやてを助けたい。 だから聖杯に願うつもりだ、はやての全快をさ」 「…ありがとうな。せやけどほんま無理だけは…」 「ヴォルケンリッターとセイバーがいれば負けやしない。それにあの神父が言ってることが真実なら、 住民を傷つけようとするマスターを俺は止めなきゃいけない」 普段通りの顔でさらりと士郎は語る。 「あと、黒野の事を神父に聞いてたけどあいつ接触してきたのか?」 士郎の問いに目をパチクリさせるはやて。 「えーと、何ゆうとん?私が聞いたのは切嗣の前に世話になってた人が 最期にその名を呼んだ。そう、名前やと思う。 だから、昔の私を知っとる神父さんならわかるんやないか思たんよ」 「…今日俺がプールで念話をしていただろ?その相手は黒野って名前だ」 「あの時!?で、なんて?」 はやては上半身を起こすと食らいつく。 「…はやてを引き渡せ、衛宮はやては危険人物だから、って」 「あ、はは…それはまた、えらい言われようやな… 私はただ、あの人の最期伝えたかっただけなんやけど…」 士郎の言葉に脱力し、はやては再び布団へと沈んだ。 744 :Fateはやてルート69:2008/06/20(金) 06 57 19 ID rfb+krFj 「神父は黒野智和という男は知ってるって言ってたな」 「そやね」 「そいつがはやての探してた人で念話の男か確認した方がいいかもしれない。 だけど――俺ははやてを引き渡したりなんかしないからな」 「う、うん」 真っ直ぐにはやての目を見据える。しばしの間視線をあわせていだが、 ふいにはやては、かぶり布団を鼻の位置まで持ち上げ、視線を逸らした。 その顔はほんのり赤い。 「みんな、同じ気持ちだ」 「そ、そうか…あ、やっぱな私、明日学校行く」 「え、いや、ダメだろ。そんな体じゃ」 「ん~、士郎、遠坂さんとまともに話したことないんやない? ちゃんと会話にもってけるかさえ心配や。なんたって士郎やからな」 一転、にやにやと士郎を見上げる。 「バ、バカにすんな。俺だって話しかけるくらい―」 「相手は学園のアイドル、遠坂凛やよ?どう、話しかけるんやろな?衛宮士郎君」 「そ、そりゃ、話があるからちょっと屋上に来てくれ、とか…」 「ごめんなさい。衛宮君。私、あまり親しくない男子生徒に屋上に呼ばれるって あまりいい思い出がありませんの。 あなたがどんな気持ちで誘ってくれたかは知りませんがお断りさせていただきます。 とか言われ―わ!?」 「~~っ!!…こ…声…色、真似んな!」 今度は士郎が顔を赤くし、はやての口封じにかかる。 「ったく」 「あはは、でも、そう言われる可能性無きにしもあらずやろ?」 「む、それはそうだけど…」 「そんなら、私が一緒に行った方がええやない」 目は自信に溢れ、にんまりと笑う。 「はやてだって親しいわけじゃないだろ?」 「彼女の猫かぶりを剥がして地団駄を踏ませるくらいには親しいかな」 「…だめだろ、それ」 「ま、士郎が門前払いされるよりは話になりそうや」 その表情は一見穏やかだが、固い決意が瞳の奥に見て取れた。 その気持ちを無碍にする事も可能であったが士郎は…受けた。 「…わかった。だけど歩いたり出歩くときは俺が付いてくからな」 「そ、それは恥ずかしいんやないかな?」 「なんでだ?これ以上は妥協しないからな」 「トイレは…こんよね?」 おずおずと上目遣いではやては問う。 「あったり前だろ!…て、いやそれは…はやての…体調次第なのか?」 「ほ…ほんま…?どないしよ…」 「…………」 沈黙が室内を支配する。 745 :Fateはやてルート70:2008/06/20(金) 06 59 58 ID rfb+krFj 広い衛宮邸の縁側の一角で酒を呷る女が三人。 冷えた空気と澄んだ夜空を肴に杯を重ねる。 「いくつもの星を渡り歩いたがこの星は不思議だな。 力あるものを取り込もうというのか。力を与える代わりに従属せよとばかりに。 …神秘、か。今私達を包むこのほのかに輝く力は」 「あなた達には資格があったのでしょう。何を代償にしたかは知りませんが」 「私達は次元を飛び越える魔法が使えたわ。けれど今は唱えても魔力が霧散するだけ。 おそらく、いいえ、きっとこれが星の求めた代償だったのね」 「シャマルの言う通りだろう。我らは次元を越える力の代わりにささやかな力を得たが… 最悪の結果を手にしてしまったな…」 シグナムの呟きはシャマルの嗚咽を誘うものだった。 「私達のせいではやてちゃんは…」 「…私達が消えれば主は恐らく快復されるはずだ…膨大な魔力を吸われずに済む。 だが、だがな我らにも願望がある。例え、従者の愚かな夢と蔑まれようと希望ある限りこの世界に在りたい。 主達とともに…。 守るべき主を苦しめ、自分らの妄執だけを貫こうとしている我らのこと、笑ってもよいのだぞ、セイバー」 酒のせいか顔を朱色に染め、自嘲気味に笑うシグナム。 「私はあなた達を笑わない。あなた達の望みを妄執と言うのなら私の望みとて妄執だ。 はやてはまだ終わっていない。救えるかもしれない命と願い。 ならば、王として騎士として、そして友として私はあなた達を全力で支えよう」 「ふふ、ありがとうセイバーちゃん。私達もあなたの尊い願い理解したわ。 とても、大きな、強い責任感…よね。あなたのは」 「王の願いか…いずれにせよ重いものだな。こう、腹を割って話せてよかった。 恐らくはお互いのこと、良く理解できたと思う。改めて言うがセイバー、共に聖杯を求めよう」 「ええ、こちらこそ」 互いに頷き合い、互いに杯を空け、相手に微笑む。 三人の間には確かに信頼が生まれようとしていた。 746 :Fateはやてルート71:2008/06/20(金) 07 02 23 ID rfb+krFj 冬木のとある病院の一室、ベッドに横たわっていた男はゆっくりと意識を覚醒させていた。瞼が僅かに開く。 「あ、よかった意識が戻ったみたいだよ鐘ちゃん」 今にもぴょんぴょんと飛び跳ねそうなほど喜びを全身で示す少女は男の顔を覗き込んだ。 と、そのほんわかした表情は数瞬後には驚愕に変わることなる… 「え?あわわわわわ」 男が突然、少女の背に腕を回し、引き寄せた。軽いその身は軽々と引き寄せられる。 上半身は男に重なり、顔は間近となり、あまりのことに固まってしまった少女の唇は男に奪われる… ことはなかった。 「何をしているか、貴様」 男に割と容赦ない一撃をその額に叩き込み、氷室鐘は男の行為を停止させる。 「……誰だ君?」 「さ、三枝由紀香です…」 「答えんでいい、由紀香。それより黒野さん、由紀香を放してもらえないだろうか? いらん誤解を生んでも困るし、病院から今度は警察と色々体験してもらっても構わないのだが」 ひんやりとした視線を身に受け、クロノの意識は完全に覚醒し現状をまざまざと理解する。 目の前というか、自分の腕の中には顔を茹で蛸のように染めた少女が一人。 また、したたかにクロノの額に手刀を打ちつける少女が一人。 辺りを見るに白のレイアウトの部屋、恐らくは病室。 そこに横たわりつつ、少女を抱擁していた。 「由紀っち、鐘、ジュース買ってきた――って何事、これは?」 タイミング悪く部屋に飛び込んで来た色黒の少女には驚きとロマン、が眼前に広がっているように見えた。 「わくわくざぶーん従業員、黒野さん、あなたは心労により体調を崩し、倒れ、 私達が呼んだ救急車でこの病院に運ばれた。 そして、点滴の処置を受けた。勤め先に連絡が往ったようですが今日付けで解雇されたとか。 心中お察しますが、由紀香にしたことはどういうことでしょう?」 事と次第によっては本当に警察にぶち込めるかも考えていた 氷室鐘が語る情報をクロノはおおよそ把握し、返答を返す。 747 :Fateはやてルート72:2008/06/20(金) 07 04 42 ID rfb+krFj 「救急車呼んでもらって済まない。僕としてはここまで体にきてるとは思わなくてな」 そこまで話すと横目に俯き気な由紀香という少女を見、ため息をつく。 「三枝、さんにはは悪いことをした。そのなんだ、妻と髪の色が似てたんで寝ぼけて…だな」 照れ隠しに鐘から視線を逸らすと色黒の子と目が合う。 その目は新たな玩具を得た子供のように嬉そうだった。 「それって脳内嫁って奴ですか?」 「…妻と子供二人だ、脳内であるものか」 「鐘、これってマジもん?」 蒔と呼ばれた少女が鐘に耳打ちする。その様子は当然、クロノに丸見え丸聞こえ、 目元からしてニヤついている蒔寺はただ、クロノをからかいたいだけように見えた。 「黒野さん。あなたは戸籍上子供どころか結婚もしていないようだが」 冷静に告げる言葉。 「な!?調べたのか!君のような子が!?」 驚き、身を乗り出すクロノに鐘のとあるスイッチは入ったようだった。 「ほう、今の発言は妻子の件、ただの妄想という意味と改ざんして抹消しているという どちらかの可能性が浮かび上がるわけですが後者なら警察に行ってもらうという話 冗談ではなくなりますね」 「え?改ざんってなくね?」 「蒔は静かに」 クロノをじっと見下ろす鐘を逆にじっと見据え思案するクロノ。 この星の特性上、裏では極めて上位の支配階級に属すかその上に君臨していたとしても 表において気取られるような素振り見せてしまうことは少ない。 目の前の少女には一見そのような規格外の雰囲気は感じないが油断はならなかった。 「そうだな。妻子の件はただの妄想だ。三枝さんにしたことを誤魔化そうとしたかった。 解雇されてどうかしていたんだ。本当に悪いことをした」 無愛想と言われる性格でも彼なりの誠意のある謝罪をする。 が、鐘の表情は変わらない。 「奥さん達の存在を隠してまでも改ざんという話題を避けたいんですか?」 「…なんだって?」 クロノの心に警鐘が鳴る。鐘は懐から物をだす。 それは、クロノが普段肌身離さず持っていたもの、 日溜まりの中、妻と二人の子供と穏やかな笑顔で佇むクロノが映っている写真だった。 748 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/20(金) 07 05 41 ID rfb+krFj 相変わらず戦いもない話ですが今日は以上です。 前 目次 次
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子テーマを使用しているときに、 head 内などで子テーマで変更したjavascriptなどを読み込ませたい時に、子テーマのルートパスが知りたくなる。 以下でOk get_bloginfo( stylesheet_directory ); 参考
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フロア1 出現ビット レベル シャークハンター 36~40 テッポウウオ デンキコブラ シェルブリンガー セイレーニア デンキソルジャー マダムスノー ハニハニ ベットバトル: アイテム: 隠しアイテム: アコギヤ:シノビクリスタル フロア2 出現ビット レベル シャークハンター 36~40 テッポウウオ デンキコブラ シェルブリンガー セイレーニア デンキソルジャー マダムスノー ハニハニ ベットバトル: アイテム:ウェイククリスタル 隠しアイテム: ※ここでクノイチを使うシノビBがいる フロア3 出現ビット レベル シャークハンター 36~40 テッポウウオ デンキコブラ シェルブリンガー セイレーニア デンキソルジャー マダムスノー ハニハニ ベットバトル:クジラエビ アイテム:ブラッククローリング 隠しアイテム:
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912 :Fateはやてルート89:2008/07/22(火) 22 52 31 ID LbYY7RN9 二年C組、そこは衛宮士郎にとって親しい人間の多いクラスであり 彼にとって過ごしやすいところであった。 「副会長、衛宮はどうしたのだ?」 「それやけど、ちょお体調崩してな。午後からくると思う」 クロスワードを広げつつ柳洞一成は尋ねる。 「ほんとにお前は衛宮、衛宮ってマジで衛宮の尻狙ってるわけ?これだからホモは」 「…廊下に出るか…間桐…」 奥歯を噛み締め暗い表情で立ち上がると、慎二を睨みつける一成。 「はい、はいせっかくクロスワードを柳桐君がもってきてくれたんやから 慎二も得意な名推理見せてや。二人とも座った、座った」 はやてが椅子を叩き、二人を席に誘うと渋々と席につく二人。 「ふん、僕のこの鋭い推理をクロスワードだけで満足させろってのかよ?」 「慎二の予想はびっくりさせられるくらい当たることもあって みんなの期待やない。今日も見せてや、な?」 「は、たまにだって?僕の頭脳はいつだって冴えてるんだよ。 柳洞どこからやるんだよ?」 「ここからだ…間桐、いいか?」 「は、瞬殺だね」 この二人に士郎、はやてを合わせたならば二年C組のやや、変なグループ一個のできあがり。 沸点の低い対照的な二人を衛宮二人で取り持ちそれなりに仲の良い関係を築いていた。 「お、お、やるなぁ二人とも、今日は士郎の出番もなしやね」 慎二、一成の二人は順調に問いを埋めていく。 「当たり前だろ、衛宮なんていても役に立たないんだよ。 せいぜいが、んーとか、むーとか言ってるだけしね」 「間桐、お前は衛宮の真骨頂を全く理解していないのだな。 三人が詰まってどうしようもない時、最後まで諦めずに 粘って答えを導き出してくれるのが衛宮であろう?」 「知ってるよ。馬鹿なあいつはそんな時にでも役に立ってもらわないと意味ないじゃん?だろ、タヌキ?」 「私としてはノーコメントで」 はやては柔らかく笑う。 「衛宮に甘いタヌキがこの反応じゃあ、衛宮の価値も知れたもんだ」 「いや、衛宮の価値は俺が一番知っている。 そういえば、藤村先生はまだ、来ないのか。そろそろ地響きが聞こえてきてもいい頃合いなのだが」 一成のふいに零した言葉にピクリと反応した者が一名いたが 慎二の言葉にかき消され誰も気づかなかった。 913 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2008/07/22(火) 22 54 28 ID ZJqLtGv3 支援 914 :Fateはやてルート90:2008/07/22(火) 22 56 59 ID LbYY7RN9 「僕が昨日夜遅くまで付き合わせたからね。もしかしたら起きられないのもしれない。 クク、教師冥利に尽きただろうな藤村も」 「えと、慎二と藤村先生が?…何してたん?」 「間桐…まさかお前…」 「何してたかって?そんなの言えるわけないだろ。 極めてプライベートなことだぜ」 慎二が余裕の笑みを浮かべながら肩をすくませると 教室に入ってきたのは大河とは別の教師だった。 「C組の担任藤村先生は都合により本日は学校を休まれ、代わって私が本日、C組のホームルームを担当する」 そして、藤村大河がこの日学校に姿を見せることはなかった。 「衛宮シャマルの妹、セイバー・ヴォルケンは甥の授業を見るため 学校へ行くと?これでいいのですか?まんま過ぎてひねりが感じられないのですが」 「だ、大丈夫、最近はモンスターペアレンツだとか生徒の親族に 学校はすごく弱いから、多分な…」 自信なさげな士郎の様子にセイバーはジト目を送る。 「マスター…本当にそれでいいのですか?」 「あっと、それそれ。マスターって禁止だぞ。セイバーは俺の叔母さんになるわけだから 士郎君とか士郎とかが自然だろ?」 「叔母ですか…では、私のことは人前ではセイバーさんと マス…いえ、シ、シロ、ウ、シロウ。この響きで間違いはありませんか?」 「うん…問題ないかな」 「では、私は人前ではマスターのことをシロウと」 士郎は穏やかに頷く。 「ああ、授業を見ると言っても教室に入ってきたりしなくていいからな。 廊下から覗くくらいで」 「そうなのですか?少し、残念ですね。マスターの勉学の様子を側で確認しておきたかったのですが」 少し寂しそうな顔になるセイバーを士郎は不思議がる。 「そんなに見たかったのか?」 「…そう、ですね…息子の面倒はよくみてあげられなかったので…」 目を閉じ、深く何かを回想する少女を前に固まる少年。 「む…む…むすこ?」 目の前の少女は少年よりも年下に見えるというのに少女は士郎を通し誰かを 懐かしんでいた。 「外見はもちろん違いますが外見年齢的には士郎に近いものがありますね」 「え?…」 親の顔をして柔らかく微笑む姿は士郎にセイバーの新たな一面を感じさせた。 915 :Fateはやてルート91:2008/07/22(火) 23 01 19 ID LbYY7RN9 午前から午後へ時刻が変わろうとするころ赤髪の少年と金髪の少女は家を出、 学校へと向かう。 少年は制服、少女はスカートスーツといういでたち。 「はやてのだけどサイズが合ってよかったな」 「そうですね。けれど、何故スーツなどもっているのです? 私の知識に拠ればマスター達の年代では学生服が礼装としても使用できるはずですが」 セイバーの疑問に士郎は鼻をかきながら答える。 「まぁその辺は俺も詳しくないんだけどはやての切嗣の前の養父の人が 働いてたとこの物らしい。はやてがもらったっていう今じゃ古ぼけたカタログに載ってる。 そういえばどこに置いてたかな。 そのカタログを見本に作ってもらったんだ。 それで、はやては年に一回はその養父の人の家まで墓参りに行くからそん時にそれを着て行ってる。 多分、形見みたいな感じなんだろうな」 「なんだか警察の制服に似てる気がします」 ブラウンの服を眺めながらセイバーは感想を述べる。 「シグナム達もそんなこと言ってたな。軍と警察の相の子みたいなので あんまり好きじゃないとかさ」 寒さも和らいだ昼下がり二人は穂群原に向かう坂を登っていく。 と、二人の前に穂群原の制服を身につけた女学生三人と一人の男が 目の前を校門へ向けて歩いてくるのが見えた。 「あれは、A組の女子か。後ろの男は…」 彼らもまた士郎達に気づいた様子で流し目に士郎、セイバーを見つつ校門をくぐっていく。 「クロノさん、面白い話ありがとうございました」 ほんわかした笑顔を向け校内に消えていく三枝由紀香ら三人を男は疲れた顔で見送ると 正門へ歩いてくる士郎達に目を向けた。 「…あんた…ここで何してる…学校まで来てはやてを連れてこうってのか! あと、A組の女子に接触していた理由はなんだ!!」 「………」 「答えろ!!」 熱くなり、前かがみになっていこうとする士郎をセイバーは引き止めた。 「この男がはやてを欲しいと言っていた者ですか?」 「ああ」 「では、話の通りであれば地球外生命体なのですね?」 「まぁ…そうなるのかな。実感沸かないけど…」 士郎の返事を聞くとセイバーはクロノのことを上から下までじっくり観察する。 916 :Fateはやてルート92:2008/07/22(火) 23 05 56 ID LbYY7RN9 「普通ですね…」 クロノを観察し終えたセイバーは少し残念そうにため息をついた。 「何を…期待していたんだ?セイバー」 「いえ、話に聞く宇宙人のような特徴はないものかと…しかしそううまい話はないものですね」 セイバーから落胆の視線を向けられようやくクロノも口を開く。 「サーヴァント、その制服は管理局の物だけど衛宮はやてのものか?」 「ほう、マスターの問いには答えないのに自分は質問すると?」 腰に手をおき、少しセイバーはご立腹の様子。 「いいってセイバー。黒野、あんたは嫌いだけど話はキチッとしとく。 これは、確かにはやてのだ。グレアムって人からもらった雑誌に載ってた物を 参考に作った」 「そうか…やはりグレアム提督は闇の書の所在を掴んでいたんだな」 遠い目をするクロノに士郎は昨夜はやてと確認したかった事項を口にする。 「グレアムという人はあんたの知り合い、なんだな?」 「あの人は僕の恩師だ。僕がここにいるのもあの人ができなかったことを引き継ぎたいという意志からでもある」 「できなかったこと?」 「闇の書の完全消滅、それがおそらくグレアム提督も考えてたことだろう」 「はやての養父だった人だぞ?はやてはとても優しい人だったって… それんな人が闇の書を消すだけのためにはやての面倒を見てたってのかよ!」 士郎はクロノに掴みかからんばかりの剣幕で叫ぶ。 「闇の書の危険性がまだわからないみたいだな!衛宮士郎! 事と次第によってはこの星自体を飲み込むんだぞ!! グレアム提督ほどの人が重要視するのも当然だ! アレを消さないちゃ多くの人が不幸になる!本当にわからないのか!?」 士郎に触発されたのかクロノの声も大きくなる。 「それが胡散臭いってんだよ!俺はこの十年あの本のことは見てきてるんだ。 けど、はやての魔力を吸うだけで破壊的なことは何一つしてない!」 「その吸い取られた十年に渡る膨大な魔力はどこへ行った! ため込まれたままだろう!それが覚醒したらどうなるか想像もできないのか!?」 「膨大な魔力があろうとなかろうと決めるのははやてだ! そんなことしないだろうし、俺がさせない!」 「このっ分からず屋!過去のデータをみせてやるから家に来い!」 「ああ、望むところだ!」 918 :Fateはやてルート93:2008/07/22(火) 23 16 24 ID LbYY7RN9 士郎がクロノと意気投合?し、口論しながらクロノの指し示す方向へ向かっていこうとする。 それを止めたのはセイバーの腕だった。 「マスター、熱くなり過ぎです。冷静に。今日は大事な話しがあったのではないのですか? 私としてはマスターが行く必要はないとは思いますが」 掴まれた腕の柔らかい感触に士郎は我にかえる。 「あ、ああ…そうだった」 士郎が急に冷めていくのを横目にクロノもクールダウンする。 「…無駄な時間をとったな。気が向いたら来るといい。君が協力的になってくれることを祈るよ」 胸元からメモ帳を取り出しなにやら書くと千切って投げた。 「なんだよ、これ?」 「僕の住所だ。じゃあな」 メモを拾い上げた士郎ら二人に背を向けクロノは反対方向へ歩き出す。 「待ちなさいクロノ、あなたをこのまま返すわけにはいかない」 そう鋭い一言を厳しい目つきでセイバーはクロノへ浴びせかけた。 二年C組、昼休みになってもはやては手持ち無沙汰で自分の席で頬杖を付いていた。 「タヌキ、お前飯食わないのかよ。昼休み終わるよ」 「ん~士郎が来るまで待っとる」 「ほんっと付き合い切れないね。これだから色ボケは。 いいいか、僕の前ではいちゃつくなよ」 「いや、今日はそういうんちゃうやけど…」 しかめっ面で言い放つ慎二にはやては苦笑いで答える。 「それにしてもほんまに来んなぁ。私だけで話つけてきてしまおかな」 教室を出て行った慎二を視線で見送った後、ぼーっと窓の外を見ていたはやて、 その背後ににゆっくりと迫る影があった。 「―――御館様――」 「ひゃ!?」 椅子、右脇から囁くような突然呼びかけに驚き仰け反り固まる。 「御館様にお取次を願う者が廊下に来ているようにございます」 横を見ると片膝をつき畏まった表情のクラスメート。 「そ、そうか」 「では、御免」 一度飛び上がると着地し床を這って後退していく。 「何を…しとるのかな、後藤君」 「今、天井裏を這っておりまする」 「今日は忍者やったんやね…」 919 :Fateはやてルート94:2008/07/22(火) 23 20 31 ID LbYY7RN9 「衛宮さーん、ちょっと人が来てるよー」 廊下の方から聞こえるクラスの女子の声、はやては立ち上がり廊下へ向かう。 廊下に出た先に見えたのは気品ある佇まいの少女。 「…そっちから来るとは思わんかったな」 「そう?わかってたんじゃないあなたなら。昨日挨拶に行ってもよかったのだけど どうやら昨日はお楽しみだったみたいだしね。1日待ってあげたわ。 とりあえず、屋上行くけどいい?」 「そやね。ええよ」 はやては一度、下へ続く階段をちらり見てから頷く。 そして、遠坂凛、衛宮はやては並んで屋上へと向かった。 299 :Fateはやてルート95:2008/07/30(水) 00 14 05 ID A1CR/7tn 「待ちなさいクロノ、あなたをこのまま返すわけにはいかない」 セイバーの一言にクロノは足を止め振り返る。 「セイバー?」 「この男は私のことをサーヴァントと呼びました。 つまり、聖杯戦争を知る者です。ならばこの男がマスターである可能性もあり得ます。 確認をすべきです」 「確かに、可能性がないとはいえないな。調べるか」 「いいえ、マスターは下がっていてください。私が調べます」 士郎がクロノに近づこうとするのをセイバーは止める。 「何をする気だ?」 「あなたの体に令呪がないか確認するということです。 逃げようとしても無駄ですよ。この距離、一息であなたを切り捨てることが可能だ」 にじりよるセイバーにクロノは観念したようにため息をつく。 「好きにしてくれ」 「では、動かないように」 セイバーはクロノの手を掴み上げじっくりと確認する。 「手の甲にはないようですね。では続いて服を脱ぎなさい」 「なっ!?……本気か?ここは真っ昼間の路上だぞ?」 「私は構いませんが?」 「…衛宮士郎…頼む…この娘を止めてくれ…」 「セイバー、確かに路上は…な…」 血の気の引くクロノに士郎もさすがに同情を隠せない。 「…マスターがそう言うならば、わかりました。あちらの木陰で調べるとしましょう。来なさい。 マスター、できるだけ早く済ますつもりですが 知っている聖杯戦争の情報を吐かせたりするのに少しばかり時間がかかるかもしれません。 マスターは学校へ行ってください。この結果は追って報告します。 私がいない間はくれぐれも気をつけて、シグナム達と連絡をとれる状態でいてください」 「ああ」 クロノの腕を引っ張っていくセイバーに頷き、士郎は校門へと駆けた。 校門を抜けこのまま昇降口まで駆け抜けようかとした時に突然に横から声をかけられる。 「「「衛宮(君)!!!」」」 「おわっ!?」 「あの女子と君とはやてとクロノさんの関係について聞きたいのだがいいかな?」 校門の裏に隠れるように固まっていた三人は士郎に詰め寄ろうとするも 士郎の足は止まらない。 「す、すまない。またあとでな」 300 :Fateはやてルート96:2008/07/30(水) 00 17 06 ID A1CR/7tn 「いつかはあなた達にこうして話をしなくてはならないと思っていたわ。 セカンドオーナーとしてもぐりの魔術師は放置しておけないから」 「士郎のことやな」 屋上の手すり脇で二人は佇み相対する。 二人の表情は余裕あるようであるも 場の空気は決して緩くはない。相手の出方を探る思考が互いの頭を占めていた。 「そうね。でもあなたのことも衛宮君同様捨て置けないのよ。 四体もの強力な使い魔を召喚する魔術。これは、かなり高度なものだし。 正直その体を解剖してどんな術式使ってるのか調べてやりたいくらいよ」 暗い笑みを浮かべる凛にははやても苦笑いとなる。 「いやー、冗談きついなぁ。あとその点やけど私のは生まれつきというか 無意識のやから術式とか言われてもさっぱりや」 「そういうのって嫌みっていうの知ってる? まぁあなたが彼らを召喚した時の異常でもぐりの魔術師を見つけることができたんで良しとするけど」 あっけらかんと喋るはやてに凛は冷たい視線をおくる。 「それから私らをずっと監視しとったん?」 「…フンっあなたの使い魔は結構優秀よ」 「ん?どういう意味や」 「うるさいわね!…で、確認したいんだけど彼はちゃんと生きてる?」 その時、屋上の扉を勢いよく開けるとその勢いのまま屋上へ飛び出す影。 はやて、凛の前まで来ると荒い息を整えることもせず、側へと立つ。 「はぁ…はぁ…ま、間に合った」 「ま、この通りピンピンしとる」 「そうですか、昼は確認だけしたかったので、もうこんな時間ですし詳しい話はまた、放課後でどうでしょう?」 「ぷっ」 「なんですか?衛宮さん?」 「いや、なんも」 笑い合う二人を見て仲はよくなさそうだと士郎の生物的直感が危険を訴えていた。 「あ、と…放課後にこの場所でいいのか遠坂?」 「ええ、衛宮君も来てくださいね」 愛想を向け、士郎の前を横切る凛。そんな清楚な横顔に士郎はついつい目がいってしまう。 そして、凛の波打つ黒髪が眼前を通り過ぎようとする瞬間、 もう一棟ある建物の屋上によく知る桃色髪の女性の姿が 見えたように思えたがまばたきをするともう欠片もみえなかった。 301 :Fateはやてルート97:2008/07/30(水) 00 20 30 ID A1CR/7tn 「と、いうわけでセイバーが来る。あとな、昨日の件の黒野ははやての養父の人の知り合いで間違いなかった」 教室へ向かうなか、午前中での出来事を互いに話、伝える。 「そうか…まだ校門の前におる?」 「わからない…けど住所は教えてもらった。 だけどさ、あいつに会ったって何もいいことなんてないぞ」 「んー?さては黒野さんと喧嘩したんやろー」 ブスッとした表情の士郎を見れば何があったのか察するのは容易。 「あいつは書の消滅しか考えてないんだ。そんなやつになんて会う必要あるのかよ」 「ある。あるんよ、士郎。私が本当にそんなことにならんとも限らんし そうなったら私をズバーっやってくれるんは正義の味方やないと締まらん。 そん時は黒野さんの知識が役に立つかもしれんよ」 「あいつを信用するのかよ!?そんなことより何言ってんだ。俺やシグナム達を信じろ」 じっと目を合わせる。そのまま廊下で立ち尽くす二人には周りのことは視界に入らないようで。 「二人とも授業の時間になっているのだが…」 二年C組の面子が廊下へ顔を覗かせヒソヒソと囁いたり、 真面目にジッとみたりという光景が生起していた。 二人がハッと振り返ると彼らの後ろには難しい顔の一成。 「悪い…一成」 「は、はいろか、士郎」 そそくさと背中を丸めて教室へ入る。ところが二人が教室へ入って しばらくしてもクラスのざわめきは収まらなかった。 それもそのはずみんなの視線は士郎達から新しい人物へと向けられていた。 その先を見ると開いている廊下側のドア隙間から 誰かと向かい合って話している葛城教諭の姿。 「一体どうしたんだ?」 「俺が聞きたいくらいだぞ、衛宮。セイバーさんが来てるではないか」 クラスの面々がキレー、かわいいぜ、いくつだろう?とか騒ぎ立てている様子が 士郎の耳にも入ってくる。 「ああ、今日は俺の授業がみたいってさ」 「それはまぁよいことだな。セイバーさんが授業を見るとなると衛宮も身が入るだろう?」 「なんだよ、普段の俺が不真面目みたいに」 「ははっすまなかった」 そんな陽気に笑う一成を慎二は不気味そうに見ていた。 302 :Fateはやてルート98:2008/07/30(水) 00 26 05 ID A1CR/7tn 「どういうことだよ、気味が悪くてしょうがないったらない。 柳洞が女の話を機嫌よく話してるぞ?タヌキ」 「セイバーさんならしゃあないかなぁ。うちの会長さんにも春が来たんやないやろか?」 「…本気で言ってるのかよ?お前も酷い奴だよね。あんな化け物を勧めるなんてさ」 「なんやて?」 意外な発言に慎二を訝しげに見据える。 「そんな顔するなって。僕は正しいこと言ってるよ。僕に従順な奴なら構わないけどさ。 違かったら外人の女なんてやっかいなだけさ。 まぁ、柳洞が入れ込むのは勝手だし結末もどうなるか楽しみだけどね」 「はぁ慎二らしいというか…もう少し、柔らかく言えばええのに。 外人になんか悪い思い出とかあるん?」 「態度だけじゃなくなりもでかいんだよあいつらは、鬱陶しいったらないね」 「ふーん、そんなら家のみんなも嫌い?」 「お前のとこの?ああ、赤毛チビは反抗的だし、年増は藤村と同種だし、嫌いだね」 「シグナムは?」 「あいつ?一番うざいよ。弓がちょっとうまいからって顧問になんかなりやがってさ。 そのくせ碌に指導できないのに質問には真面目に答えようとするし、滑稽なんだよ。 まぁ、からかえるし退屈はしないから存在は許してやるけどね」 「そうか」 「ああ?なに笑ってんだよお前?」 饒舌な慎二の様子を微笑ましく見つめる。その視線に慎二は居心地悪そうに顔を背けた。 「それでは授業を始める」 廊下での会話も終わったのか教師は教壇の前に立ち教室を見渡す。 「その前に、衛宮士郎、衛宮はやて、授業に遅れたな。 廊下に立っていろと言いたいところだが親族が来てる手前今回は許してやる。 代わりにいいところを見せてやるといい。前回やったところの復習から始める。 ヨーロッパの人権の意識の発展に貢献した著名な三名が著した著書と 彼らが与えたその後のヨーロッパ世界への影響を述べろ。どちらでもいいぞ」 淡々と語る口調に冗談は感じられずそれは確定事項に違いない。 士郎とはやては苦笑いを浮かべまた、廊下から見ている叔母の方にも目を向けた後、 士郎はノートを手に椅子から立ち上がった。 303 :Fateはやてルート99:2008/07/30(水) 00 29 48 ID A1CR/7tn 放課後、人が少なくなり校舎が静けさに包まれようしていこうという頃 屋上には三人の男女が向かい合っていた。 「さて、何から話します?衛宮君、衛宮さん。 あなた達が正式な活動許可を得ていない魔術師かどうかそこからの確認からでいいですか?」 切り出した少女はあくまで礼儀正しく丁寧に語る。 長く黒髪を伸ばしたこの少女に向かい合う少年は切り出された内容に驚いたという表情。 もう一人、赤毛の少年の隣に立つ少女は少年とは逆にその顔に驚きはない。 驚くというより開きそうになる口をなんとか閉じようと努力していた。 「…はは、もう、やめてな。その口調」 その仕草は手で口を抑え漏れそうになる笑いを我慢しているようだった。 「はやて?どういう意味だよ?」 「ええと、なんと言ったらええか…」 「はぁ、あなたのその態度見ていると予算の時の駆け引き思い出してほんっとむかっ腹が立つわ。 あなたにばらされるのも癪だし、いいわよ自分でばらすから。 いい、衛宮君、さっきまでのはよそ行き、ほんとの私、遠坂凛はこっち」 ムカムカイライラした様子の不機嫌少女に士郎は恐る恐る話しかける。 「え…ええと、つまり猫かぶり?」 「…なんか文句ある?文句なんか言ったら殺すけど?」 「あ、まぁ…こっちのが親しみ…やすい…か、な?」 迫力、というものに士郎は圧倒されることを覚えた。 「で、もぐりだったことは認めるの?二人とも?」 「ああ」 「ん、そやね」 「…軽いわね…、別にいいけど。じゃあ、セカンドオーナーとしてはあなた達の居住を認める代わりに 私の要求を飲んでもらうわ。飲めないならこの街から出てってもらうけどね」 自信たっぷりに、高慢と言ってもよい態度で凛は士郎達と改めて対峙する。 「要求の内容は、なんだよ?」 「その前にもう一つ確認するわ。土曜の夜、青い男に襲われたと思うけど 撃退したのはあなたの使い魔でいいのね?衛宮さん」 「そうや」 はやては目を閉じ答える。その答えは嘘ではないが全てではない。 「上出来!私の要求はあなた達の居住を認める代わりに あの4人の使い魔を私にしばらく貸すこと。以上よ」 凛は満足そうに頷き、夕闇が迫る空の下そう士郎、はやてに告げた。 304 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/30(水) 00 31 47 ID A1CR/7tn 今日は以上です。